紀元前からあった!?屋上緑化は人間の暮らしを豊かにしてきた

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屋上緑化は紀元前600年から行われていた!

都会のヒートアイランド現象対策や、景観の向上を狙いとして、近年推進されている屋上緑化。実は、地球温暖化が心配される以前から、建物の上や屋根の上に植物を植える取り組みは存在していました。

地中海沿岸の国では、紀元前より、ピラミッドや宮殿での屋上庭園が行われていたようです。新バビロニア帝国には、緑あふれる土地から王妃が嫁いできました。嫁ぎ先のバビロン(現在のバグダッド周辺)の殺風景さに悲しんでいる彼女を見て、王が宮殿のテラスに庭園を造ったといいます。これがバビロンの空中庭園で、世界の七不思議の一つに数えられているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

北欧では屋根の上の植物が防寒に欠かせなかった!

ノルウェーでは、古くから民家の屋根に草を生やしていました。これは防寒や防水のために編み出された住まいづくりの工夫です。暖房器具が普及した今日ではあまり作られなくなりましたが、旅館などでは、時々見かけることがあります。

木製の屋根に白樺を敷くことで防水を行い、また、その上に盛られた土が断熱の役目を果たしているようです。草を植え付けることで土が屋根から崩れ落ちてしまうことを防ぐとともに、隙間風をシャットアウトしていました。

現在の屋上緑化は環境対策にも一躍買っている

現在では、ヒートアイランド現象対策や、大気汚染物質の吸収といった、環境に配慮した取り組みとして行われている屋上緑化。ガーデンや畑として利用されていることもあり、おしゃれな緑地は憩いの場としての役目を果たしています。今では政府が費用の一部を負担する制度もあり、採用するビルも増えています。

近年、屋上緑化されている都心のビルが増えてきていますが、これを実施することで、大都会の中で気軽に緑を楽しむことができるのです。